障害者手帳で電車やバス、タクシー、船、飛行機の料金が割引に!

障害者手帳のメリット

肝臓移植手術を受けて身体障害者手帳1級持ち(2010年~)

私自身も肝臓の移植を行っていて身体障害者手帳を持っているので、電車やバス、タクシーなど交通機関に乗る場合は、乗降車時に手帳を提示することで割引を受けています。

交通機関の割引は交通機関の運営元や障害の種類、程度によって割引になる料金が異なります。

電車

JR

JRの場合は乗車券が割引となりますが、第1種障害者と第2種障害者、第1種知的障害者と第2種知的障害者で割引形態が異なります。

第1種障害者と第2種障害者、第1種知的障害者と第2種知的障害者は下の画像のようになります。

↓参照ページhttps://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/eip/20kuwashiku/20k_fukusu_service/waribiki/1-2syogaisya.html

割引形態は下の画像のようになります。

参照ページ↓                                  https://railway.jr-central.co.jp/pwd/discount/index.html

ひとりで乗る場合は片道で100Kmを超える場合のみ割引になり、介助者と一緒に乗る場合のみ距離に関係なく割引になります。

介助者とは?

介助者とは誰でもよくて、家族でも恋人でも友人でも赤の他人でも一緒に電車に乗れば介助者とみなされます。

介助者は何人いても割引になるわけではなく、割引になるのはひとりのみです。

*障害者本人+介助者ひとりの場合のみ割引

障害者ひとりで乗車する場合は割引の適用を受けづらい?

ひとりで乗車する場合は片道100kmを超えないと割引にならず、割引になるのは新幹線か特急列車に乗る時くらいなので、通勤、通学時や近場に遊びに行くときに割引が適用されないのは悲しいです。

※片道100km超えの例 東京駅~熱海駅(静岡県) 東京駅から宇都宮駅(栃木県)


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私鉄

基本的にはJRに準ずることになっていますが、各鉄道会社で異なっている点もあるので、割引を受けようとする際は、利用する鉄道会社の窓口で聞いてみることをお勧めします。

小田急鉄道のホームページの内容がかなり細かかったので、一部抜粋しました。

参照ページ↓                     https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/other/kanren/fare/free.html#apply01



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市営や都営地下鉄など

障害者ひとりで乗車する場合でも距離に関係なく割引を受けられることが多いですが、都営地下鉄の場合は市区町村窓口で、都内に住民票がある方に無料券を配布しているので、無料になります。

下の画像が東京都交通局のホームページからの抜粋です。

参照ページ↓
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/other/kanren/fare/free.html#apply01

割引運賃で乗る方法

切符を購入して割引運賃で乗る場合

障害者本人がひとりで乗車し、割引を適用する場合も介助者と乗る場合でも子ども料金用の切符を購入して、乗り降りする際に改札窓口に障害者手帳と一緒に提示します。

新幹線や特急列車に乗る場合はみどりの窓口で障害者手帳を提示して、乗車券と特急券の両方を購入します。

みどりの窓口で購入した新幹線や特急列車用の切符は改札窓口に行かず、直接改札機に通して大丈夫です!

ICカードを利用して乗る場合

通常のICカードを利用して乗車する際は、乗車する時に一般の方と同じように改札機にタッチして乗車し、降車する際に改札窓口で障害者手帳とICカードを提示することで精算してもらえる鉄道会社もあります。

障害者用のICカードを利用して乗る場合

2023年に誕生した障害者用のICカードを利用する方法で、第1種身体障害者または第1種知的障害者の大人とその介助者のみが対象です。

みどりの窓口やPASMO事業者窓口などで障害者手帳を提示し、申込書を提出することで、障害者用のICカードを作成できます。

障害者本人と介助者が一緒に乗り降りする場合は通常のICカードを利用する場合と同じく、乗り降りする場合に改札機に障害者用のICカードと介助者用のICカードをタッチして利用することができます。

障害者本人がひとりで乗車し、割引を適用して乗る際は、改札機に障害者用のICカードをタッチして乗車して、降車する時は改札窓口で障害者用のICカードを提示して精算してもらいます。

※すべての区間で障害者用のICカードと介助者用のICカードを利用できるわけではないので、不安な場合は窓口で聞いてみることをお勧めします。


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バス

※すべてのバスで以下の割引条件が適用されるわけではありませんが、多くのバスで適用されます。

身体障害者手帳・療育手帳を持っている場合の割引

通常の運賃が5割引で、定期券が3割引になります。

介助者の割引割合は障害者本人と同じですが、定期券の割引を受ける場合以下のいずれかに当てはまる必要があります。

・「身体障害者手帳」「療育手帳」の旅客運賃減額欄または障害等級に第1種等の記載がある場合

・「療育手帳」に等級Aの記載がある場合                           

・「民営バス乗車割引証」「障害者一般乗合自動車運賃割引証」に”介護人付”の記載がある場合  

・ 精神障害者手帳を除く12歳未満の手帳所持者の介護として乗車する場合

精神障害者保健福祉手帳を持っている場合の割引

通常の運賃のみ5割引で、定期券の割引と介助者の割引はありません。

都営バスの割引

都営バスの場合は無料券がもらえます。

都営交通無料乗車券として交付されるので、都営電車の無料券と同じもので、交付条件も同じです。

割引運賃で乗る方法

現金や通常のICカードで割引を受ける場合

運賃を支払う際に、運転手に障害者手帳を提示すると運賃を支払う機械を半額設定にしてくれるので、現金かICカードで支払います。

介助者と一緒に乗る場合は現金で2人分支払いこともできますし、1つのICカードで2人分の運賃を支払うこともできます。

障害者用のICカードや介助者用のICカードで運賃を支払う場合

障害者用のICカードや介助者用のICカードを使用する場合は、通常のICカードと同じようにタッチするだけで自動的に半額運賃が引き落とされます。


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タクシー

身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を運賃支払い時に運転手に提示すると1割引になります。

※すべてのタクシーで割引が適用されるわけではないので、不安な場合はあらかじめ確認しておくことをお勧めします。

乗船券を購入する際に身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示することで5割引になります。

第1種身体障害者、障害の重さがマルAとAの知的障害者、精神障害1級の方は介助者も5割引になります。

※すべての船で上記の割引条件が適用されるわけではないので、不安な場合はあらかじめ確認しておくことをお勧めします。


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飛行機

割引率や割引条件は各航空会社で異なります。

JAL

身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っていると障害者本人と介護者が2割引になります。

ANA、ソラシドエア

身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている搭乗時の年齢が満12歳以上の障害者本人と同じく搭乗時の年齢が満12歳以上の介護者が割引になります。

なお、割引率は固定ではありません。

その他の航空会社

スカイマークでは身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている障害者本人と12歳以上の介護人ひとりが割引になります。


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